臨時ニュースです。 沖縄県の妖怪について。

橘ひかこ

2010年06月28日 22:04

夜の臨時ニュースです。

昨夜から今朝未明にかけて、沖縄県地方にさまざまな妖怪が次々と現れ、付近の住民の話題となっております。

沖縄県ではすでに「キジムナー」「ブナガヤー」「キムサー」といった妖怪の存在が確認されておりますが、今回発見されたのはいずれとも異なる新種だと思われ、県では確認を急ぐとともに、県民に注意を呼びかけています。

現在までに確認されている妖怪の名前とその行動です。




★ 妖怪 九女四万(くめじま) ★

たった一晩で9人のホステスを指名して4万円も使ってしまったお父さんの生霊が妖怪化。
ヨレヨレのサラリーマンの格好をして人間社会に紛れ込んでおり、普通のおじさんとは区別がつきにくいが、常に頭にネクタイを巻いていることで確認できる。
妙齢の女性をみかけると
「ワシこんなに遊ぶつもりなかったんやぁ~堪忍してくれ~」
としゃべりかけてくるが
「安月給のくせに!」
と答えると激怒して襲い掛かってくるので注意したい。




★ 妖怪 胃途満(いとまん) ★

食事をとっているとどこからともなく現れ、こちらはまだ胃が満腹になる途中だというのに料理を横取りして食べてしまう食いしん坊の妖怪。
真っ黒で丸い体をしており、香ばしいにおいがする。
噂によると、体の中にはゴハン(じゅーしーやドライカレーなど)が詰まっているという。ひょっとしたら食べれるかもしれない。
ちなみにダイエット中のギャルには大人気の妖怪で、ただいま予約待ち3ヶ月だそうです。
※別名:ばくだん






★ 妖怪 THEマミ(ざまみ) ★

日本中のマミちゃんの中で一番のマミ。
山瀬まみよりもマミ。
エスパー魔美よりもマミ。
マミの中のマミ。





★ 妖怪 亡歯(なは) ★

その昔、那覇市の公設市場に「紅オバァ」と呼ばれる物売りのオバアがいた。
紅オバアには、人に何か嫌なことをされると自分の歯をブチッと引っこ抜いて投げつける、という迷惑なクセがあった。
2009年にすべての歯を引っこ抜いて投げつくしてしまった後、唯一の攻撃手段をなくした紅オバァは妖怪「亡歯」となり、今では日がな一日、国際通りに座って道行く観光客をながめている。
マナーの悪い観光客を見ると激怒するが、もう投げられる歯がないため、「シャー!」と威嚇する以外は何もできない。
なぜかサビ猫の姿をしている。理由は不明。猫好きだったのかもね。








★ 妖怪 黄泉痰(よみたん) ★

黄泉の国から、東北は岩手県の某村にむかって痰を飛ばし続ける妖怪。
某村にとっては迷惑極まりなく、早々にやめさせなければならない。
黄泉痰の夢は、読谷村がその某村を抜いて日本一人口の多い村になることらしい。
日航アリビラや残波岬ロイヤルホテルのバーで一人しっぽり飲むのが好きだそうだ。
ちなみに、恥爺痰(ちゃたん)というオジイの姿をした妖怪(恥ずかしがりやでなかなか姿を現さず現在のところ詳細は不明だが、恥爺痰も痰を飛ばしてくるらしい)と仲良しだそうで、二人で飲む姿も目撃されている。




★ 妖怪 石が器(いしがき) ★

この妖怪が触った石は、みるみるうちに石器になってしまうという。
旧石器時代に大活躍した一大石器ブランドの職人の怨念が時代を超えて妖怪化したものだと思われる。
オスで、皮の腰巻をして、手には自作の石器を持っている。
「にっぽんいち」
と声をかけると喜んで石器をたくさん作ってくれるが、
「じょうもんどき」
「やよいどき」
と声をかけると、とたんに自信をなくしメソメソした後ストーカー化するので気をつけたい。
土器の出現がよっぽど悔しかったようである。
ちなみに機嫌がいいときは、「なんかようかい」などと古いギャグをかましてくれる気のいいおじさん妖怪だそうである。








ただいま紹介いたしました他に、
「女損(おんなそん)」「屁残(へのこ)」「都香四季(とかしき)」「三八肥(みやこ)」
など、たくさんの妖怪が確認されております。

また、これらの妖怪と若干種類は異なるようですが、先日名護市を襲った「妖怪はとぽっぽ」についても、今後の動向を見守らなければなりません。



なお、愛知県にも大量に妖怪が生息しておりますが、愛知県の妖怪については、作家の清水義範氏が著書「バールのようなもの」(文春文庫)の中で詳しく述べられておりますので、そちらを参考にしていただきたい。


それではこれで臨時ニュースを終わります。
みなさまごきげんよう。



えー、沖縄の皆様、ごめんなさい。
悪意はありません。
ほんとです。






◆Honeyd-u~今日も泡盛!~ 関連記事◆ http://mokurenh.ti-da.net/

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