龍信は紅子の事が好き。
あんなに怖い紅子でも、
こんなに気持ち悪い紅子でも、龍信にとっては可愛い可愛い女の子のようである。
女なら誰でもいいのか！
と突っ込みたくなるが、まぁ好みは人（猫）それぞれなのでしょう。
紅子は猫嫌いなので、自分のソバに他の猫は近寄らせない。無理に近づくと怒りまくって大暴れするのでやっかいなのである。
しかし頑張りやさんの龍信は、どんなに殴られようが蹴られようが噛み付かれようが、スキを見つけては紅子にくっつこうと日々努力しているのであった。
なんていじましい…！
すさまじきエロパワー…！
紅子が暴れて家が散らかるから、本音を言うとやめてほしいんだけどね…！
実況：
「おお～～～っと、龍信が紅子に近づいた、近づいた、成～功～！
紅子との距離わずか10センチ足らず！嬉しそうだ！龍信君、満面の笑みです！
紅子がその距離を確認しております！さあどうする紅子！？おや！？」
龍信
「えへ えへ
紅ちゃんと
ち・か・づ・け・た
えへ ジュルジュル（ヨダレ）
紅ちゃんいいニオイ」
紅子
「ムッ・・・・・・」
紅子
「…チッ。
（オヤジとはしゃべるのも嫌）
カ～～～ ペッペッペッ！！！
ケッ！死ね！」
実況：
「ああ！逃～げ～た～～～！紅子やっぱり逃げました！
残念！龍信の下心、今回もやはりダメでした！失敗です！
おお～っと、すごい顔だぁー！龍信君はショックを隠しきれません！」
龍信
「……ちぇ～」
ああ龍くん…可哀相に。
ママならギュっと抱きしめてあげるのに！
なぜママじゃ駄目なの！？
人間だから…かしら…。
それにしてもすごい顔。
この龍信はもう今年の1月に亡くなっていて、今はうちの守護猫になってくれている（と思う）が、生前はとても男前でかっこいい猫たんだった。
世の中にデビューしていれば、きっとアイドル並みに可愛いメス猫たんにだってモテモテだったと思う。
残念ながら彼は生まれてから家の中でゴロゴロしていただけで、広い世界に出ていく事もなく、女の子は紅子のことしか知らずに逝ってしまった。
女の子とはこういうもんだ。性格悪くて、凶暴で、怖いのが普通の女の子だ。と思っていたに違いない。
だからあんなひどい紅子の事でも、可愛く思えたに違いない。
なんて不憫な龍くん！！！
（紅子に対する悪口のほうがひどすぎるような気もするが！）
今龍信が暮らしているであろう虹の橋のたもとには、きっと可愛くて優しいレディもいっぱいいることでしょう。
今頃、女の子ってこういう感じが本当だったんだニャー！と衝撃を受けていると思います。
頑張って良い子をモノにしてねー！
◆ Honeyd-u～今日も泡盛！～ 関 連 記 事 ◆
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