今日も泡盛！

5月x日

最近の名古屋はどえらけにゃあ良いお天気。




私のヘボ携帯のカメラでもきれいな青空がとれるぐらいどえらけにゃあ。

ところで、どえらけにゃあ、というのはすでに名古屋でも死語で、いまだにこの言葉を日常生活で普通に使っているのは私の知る限り近所の斉藤さんただ一人だが、意味は通じる。

これは名古屋弁で言う「えらい（＝すごい）」の、最上級であり、
えらい→どえらい→どえらけにゃあ
と変化する。

「どえらい」は更になまって「でら」とか「どら」になり、これは名古屋の地ですくすくと育った青少年が必ず通る道だが、エロ雑誌の「デラべっぴん」の「デラ」が、名古屋弁の「デラ」ではなく「デラックス」の「デラ」だと知ったときの衝撃で、名古屋の青少年は大人の階段を１歩上って１３歩下がるという。

なんてでまかせ話を思いつくぐらい、仕事がヒマ。





5月y日

島らっきょうが届いたので、あわもえとラッキョウを土産に久方ぶりに実家へ帰る。
何年かぶりに弟（29歳）（レアキャラ）（プレミア物）と遭遇。
そういえば小学校の頃の彼は、ゲームやアニメが好きだった。と思い出し、あわもえの中に入っていたもえちんのトレーディングカード（しかも首里城）↓



をあげたら、心の底から嫌そうな顔をして
「俺、こういうの興味ないんですよね」
と吐き捨てられた。

お、おねえちゃんに向かって敬語を使うなんて、よくできた弟！

と無理やり納得する。
おねえちゃんの愛は受け入れてもらえなかったが、彼が二次元アニメヲタに成長していなかったことにちょっと安心。




5月ｚ日

父・ハルオの肝臓の戦闘力が3500万、と以前書いたが、しばらく会わない間にさらにパワーアップしたらしく、あわもえは開封後一瞬で父の胃袋へと消えていった。
だいたい、
「おとうさん、これは水割りで飲むんだよ」
「おう、わかっとる」
と言いながら、グラスの９分目まで泡盛を一気にじゃぶーと入れる父ハルオ。
「だからこれは水割りで飲むんだってば」
「ほいだで今水入れるんだがん！」（だから今から水をいれるよ）
ってもうその水の量じゃ、ロックとはただの誤差。

ちなみに母モトコはと言えば、私があれほど
「ラッキョウとゴーヤーのてんぷらを作るから」
と言っておいたにもかかわらず、大量のエビフライと唐揚げをこしらえて待っていた。



母の愛により、定年間近の老夫婦と胃弱な三十路夫婦４人でミックスフライ祭りを開催することに。
フライだけに、これが本当のフライデー。って今日は土曜日。
夜中、地獄の胸焼けコースへ突入。




5月犬日

世界の犬の中でもっとも可愛いのは、うちの実家のおとなりで暮らすくま君である。
これは間違いない。
でかい体にフサフサの毛、甘えん坊で愛想たっぷりでウルウルのタレ目で、何より私の姿を見るだけでオシッコちびるぐらい喜んでくれるというのがたまらなく良い。
それでこそ、くま君が赤ちゃんの頃から、お隣さんに隠れてオヤツを与えてきた甲斐があるというものだ。

くま君↓　もうおじいちゃんだけどでら可愛い



そのくま君が、今日は私の顔を見ても
「……だれだっけ」
「……しらないひと」
「……だれだかしらないけどさわらないでください」
という顔をしてちっとも喜んでくれる様子がない。



くま君ったら14歳にしてとうとうボケが、と心配になるが、そういえば、何年か前にくま君が心臓病を患ってから、オヤツ禁止になったことを思い出す。
もしかしてそれ以来、一度もオヤツをあげていないからか。
今日もオヤツを持っていないからか。
このババアはもうオヤツをくれないから愛想よくしてもダメだ、ということですか。
しょせん私のことはオヤツだけの女だと思っていたのですか。

い、犬なんて。






5月猫日

自宅に帰ってきて玄関を開けたら、私の服や髪についたくま君のニオイに敏感に反応した紅子が、タンスの上からムササビのように飛んで襲い掛かってきた。
超びびったっつーの。
奇襲攻撃にもほどがある。
おまえは忍者か。

でも、ヤキモチを焼いてもらえてちょっとうれしい。
猫サイコー。

ただし、「ママったらくま君と浮気したニャー！」と怒って攻撃してきた、という認識より、「何かわけのわからないニオイの生き物が家に侵入してきたニャー！」と思って攻撃してきた、という方が正しい認識なのかもしれないが認めたくない。




◆Honeyd-u～今日も泡盛！～　関連記事◆ http://mokurenh.ti-da.net/

・ 名古屋で沖縄を感じる会 2009/4/13
・ 熊に襲われても助かる方法 2009/10/29
・ 太陽の塔のヒミツ 2009/11/10
・ アラ還に対抗 2010/1/5
・ モツ鍋祭　＠自宅 2010/3/22