今日も泡盛！

  

旅に出ている最中、もっとも楽しみな事のひとつである酒。
日中どこで何をするかと同じぐらい、夜どこで何をつまみつつ何を飲むかって本当に大事すぎて毎回真剣に悩む。
普段は近所の安居酒屋で150円のポテサラをつまみつつビールでも2～3杯飲めればそれで満足だが、旅に出ている場合はその限りではない。夜のお酒も心の底まで癒し楽しみたい。

今回の旅の2夜中、1日はホテルのレストランでブッフェを食しつつ飲むと決めておりましたが、あと1日はどこで何を飲もうか、例えば前回はお昼にお邪魔したキッチンinaba（→前回の記事）、ここは店内が本当にキレイでランチも美味しい事から夜もバリバリ期待できる上にホテルからも近いと言う高評価で最終候補まで残りましたが、のん君はのん君で「民謡居酒屋でおもしろい女将さんがいて僕もちょっと歌えるところ」という非常にハバの狭い希望を出しつつ自分じゃ調べることすらせずまったくもって論外でしたが、知人の八重山病患者からの推薦により、今回めでたく「くくるくみ」に決定いたしました。

★琉球酒菜　くくるくみ
※リンクは公式サイトへ飛びます

いやそれがもう奥さん。
どうしましょうね。大正解だったわよ。
アタイの知人の八重山病患者は毎回どんだけアタイの旅に貢献するのかっつう話しよ。


夕方19時。お店からホテルへお迎えにきていただく。
（西表島にはタクシー乗り場がなく、当然ながら流しのタクシーもいないため飲みに行く際の足がない。なのでわりかしホテルまで送迎してくれるお店は多いです）
この日のニラカナイ西表には他に4組のお客さんが19時のお迎えを待っていて、一緒にバンに乗って店に向かいました。さすが大人気だな。
ホテルからは走る事すぐ。

くくるくみ到着！
ここはティンヌカーラというプチリゾートに併設されたレストランだそうだ。
サイト見たらお部屋めちゃきれいですやんか。びびる。ニラカナイもよかったけど、ここに泊まりたかったなぁ。



レストラン内はとってもオサレでキレイ。
廊下から室内に入るとすでに満席だった。
その後も度々、飛び込みでお客さんがやってきたけれども入れず。早めに予約してよかったよー。



ちなみに残念ながら、客席から海は見えません。キレイなお庭は見える。



まぐろー！まぐろー！
初日に石垣島の離島ターミナルで食べ損ねたので速攻で注文。うまし！



メニューは沖縄料理から創作料理から相当豊富に用意されていた。迷う。
散々まよってなんとか注文した後で、壁に「本日のオススメ」黒板がかかっているのに気がつく。やられた。すでに通常メニューからモリモリ頼んでしまった。しかし問題ない。私は普段は胃弱な三十路女だが、酒が入ると（酔っ払っている間は）鉄壁の胃袋を誇る超人に変化するのだ。（さめたらひどい）



カルビ。カルビ。カルビって泡盛にあうよねぇー。これは石垣牛のカルビ。激ウマ。



そして牛のにぎり。これは必ず頼まなくてはなりません。美味しすぎるし！
〆だから仕方ないとか言いながら10貫ぐらい食べたかった。まじで。しかし財布と相談した結果、ひとり2貫で泣く泣くあきらめる。

くくるくみにはもちろんこれらの素晴らしい食事だけでなく、八重山の泡盛もバッチリそろっておりました。
この日は宮の鶴からの八重泉黒真珠。大変おいしゅうございました。
しかもこの店はスタッフのお姉さんたちがそろいもそろって優しくて明るくて話し上手で素晴らしいんだ。
いろいろお話しできてとても楽しかったですアイラブユー。

そのように飲んで飲んで21時、またもお店の車でホテルまで送っていただく。
いちおうなんとなく帰りの時間には決まりがあるようだが、帰りたくなったところでお姉さんに言えばきちんと送ってくださるようです。
帰りの車中は３組のお客さんと一緒だったのだけど、みんなそこそこの沖縄病患者でおまけに酔っ払っており、運転してくれたスタッフのお姉さんが内地から移住してきたという話しに一斉に食いつき、また車窓から見える星空の素晴らしさにも全員で感動し、非常に盛り上がりました。やはり沖縄病患者のこころはひとつ。

「島の居酒屋」という観点からすると多少価格はお高いかもしれないが、食・酒・いごこち・スタッフの方々すべてパーフェクトの大変素晴らしいお店でございました。分煙なのもよい（店内は禁煙、テラスに喫煙所あり）
次はぜったい泊まらねばー！！


【西表島　琉球酒菜くくるくみ】

大きな地図で見る


◆今日も泡盛！　おすすめ記事◆　http://mokurenh.ti-da.net/
・ 西表島紀行1　八重山で船に乗ると寝てしまう件について
・ 西表島紀行2　星砂の浜＆KITCHEN inaba
・ ぱいかじの浜（南風見田の浜）　★2012　西表島★
・ 中野ビーチ！　★2012　西表島★
・ トゥドゥマリ浜とニラカナイ西表　★2012　西表島★
・ さんごの島、バラス島　★2012　西表島★
・ イダの浜への行き方について　★2012　西表島★
・ 最高のシュノーケルポイント、イダの浜　★2012　西表島★
・ 西表島ドライブ
・ 西表島グルメ　琉球酒菜　くくるくみ



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さて、この１ヵ月ほど、西表島の素晴らしい海についてお話ししてまいりました。
南風見田の浜、中野海岸、バラス島、イダの浜、トゥドゥマリ浜、どれもこれも圧倒的な美しさでございましたね。出発前、「福井の海の方がキレイだ」と言い切った弊社のオッサンにはそれらの記事を隅々まで暗記するほどお読みいただきたいところですが、経験上身近な人間にブログの存在がばれるとロクな事にならないとわかったのでオッサンにも教えませんが、とにかく西表島の海は八重山の中でも上位に入る素晴らしさで本当によかった。

その海と双璧をなす魅力であるところのジャングル、ジャングルについてはわたくしまだ一度も踏み入っておらずよくわかりませんが、その端っこ、カケラの部分なら、西表島の一本道県道215号線をぶらぶらドライブするだけでいくつもあるロードパークや展望台から簡単に味わう事ができます。
その中のひとつ、大原港から北上してすぐのところにある後良橋ロードパーク。
後見川の見事なマングローブが堪能できるわけですが、後良川って。読めない。読めないよね。
しいら、って読むんですってよ奥さん！驚きだ。



後良川の河口に広がるマングローブの林。すごいな。


後良川が流れ込む海も非常に幻想的でステキ。

この後見川からさらに北上し、由布島を通り過ぎて地図で言うと右上のかどっこ部分、野原崎には野原展望台がある。
ここは正面にドーンと小浜島が見える上、海のグラデーションがありえないほどきれいで、この日もでっかいカメラを構えた写真家さんたちがたくさんいて海の写真を撮っていた。
その写真家さんたちがみなさん陣取っている位置がきっとベスポジに違いないが、どいてくださいなどとチキンハートなわたくしには言えず、すみっこでパチパチ撮影する。

でも景色は充分堪能できた。
真正面に小浜島。


それからすぐそばにウ離島。
小浜島の沖にうかぶ無人島、嘉弥真島もバッチリ見えます。
そして様々な青から成るものすごいグラデーション。ああ伝わらない。くやしい。あそこにいたオジサンたちの中には、きっとすんごい写真を撮っている人もいることだろう。1枚わけてくんないかな。

どんどん行く。上原港も通り過ぎ、浦内川を渡るとまたも展望台が。







浦内川の河口を眺めてまったりする。
バラス島からイダの浜へ行く時、ここでのんびりお弁当食べたらよかったなー。
このほかにも、マングローブ林を散策できる大見謝ロードパークやらピナイサーラの滝が見えるなんとかロードパーク（名前がわからないよー）やら、ジャングルの端っこを感じられるスポット多数。それが１本の道路上にあるというのも楽チンでよい。本当にお得な島でございました。


さて。
残りの西表島話について、別々の記事にしようかとも思ったけどもう面倒なので全部載せちゃお。

トゥドゥマリ浜。



ホテルニラカナイ西表島の前の浜はキメ細やかな砂だったけれど、


宇奈利崎のほうまで行くとわりとゴツゴツしていて驚いた。
場所によってこんなにイメージが違うなんてねー。


このあたりはダイビング船の出航場所になってるみたい。


近くまで来たので、星砂の浜にも立ち寄った。

★前回の記事→西表島紀行2　星砂の浜＆キッチンinaba


ここではまだ泳いだ事がないんだけど、海の上からでも魚がいっぱい見えます。
しかしみごとに安全な海だな。


まるでプールのようだ。


この星砂の浜を見渡せるカフェ・ゆいまーる、ネットで見るとかなり良さげなんだけど、2回行って2回とも閉まってたっていうね（悲）
もしかして休業中？なのかな。いつか行ってみたいなー。


【西表島　後良橋ロードパーク】

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【西表島　野原展望台】

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【西表島　浦内川の展望台】

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よし次回は西表島グルメ。
その後、竹富島紀行を2話ほどアップしたら通常運営に戻るよ！
そして次の沖縄はきっと来年のGW！それまでしばしサヨウナラ沖縄、冬の間がんばってお金をためるわーーー（涙）


◆今日も泡盛！　おすすめ記事◆　http://mokurenh.ti-da.net/
・ 西表島紀行1　八重山で船に乗ると寝てしまう件について
・ 西表島紀行2　星砂の浜＆KITCHEN inaba
・ ぱいかじの浜（南風見田の浜）　★2012　西表島★
・ 中野ビーチ！　★2012　西表島★
・ トゥドゥマリ浜とニラカナイ西表　★2012　西表島★
・ さんごの島、バラス島　★2012　西表島★
・ イダの浜への行き方について　★2012　西表島★
・ 最高のシュノーケルポイント、イダの浜　★2012　西表島★
・ 西表島ドライブ
・ 西表島グルメ　琉球酒菜　くくるくみ



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（★前回の記事→イダの浜への行き方について）


イダの浜。




んーキレイー！


さすが幻の浜！


と言いたいところだが、しかし幻の浜というには人が多い。
私たちが到着した昼過ぎには、すでに大勢の人がいてシュノーケルを楽しんでいらっしゃいました。
そんでその近くに2艘の船。
どうやらツアーで船に乗ってやってきた人たちみたい。



そうこうしているうちにもまた1艘、たくさんの人を乗せて浜に向かってくる船が。



この浜に居る間、何艘もの船が観光客を乗せてやってきては去って行った。
短いグループだとそれこそ15分ぐらいしか浜に居なかったんじゃないかなー。
そういえば最初に私が参加を検討していたイダの浜ツアーも、ここではお弁当を食べるだけだったもんな。
こんなキレイな浜ではぜひのんびり過ごしたいところですが、短時間でいろいろ見物したい方にはツアーもお勧めと思われます。



浜は意外と広かった。
真っ白なサラサラの砂とサンゴのかけらのバランスがよく、はしっこのほうには岩場もあるし、ビーチコーミングにも最適だ。なんてお得な浜なのかしら。




透き通った水。もはや普通に飲めそうだ。


ひとしきり感激したら早速シュノーケルに出発するよ！

さてここでプチアドバイスですが、イダ浜の海の中は向かって右側と左側で雰囲気が全然違ってて面白いことになっているので、これから行かれる方いらっしゃいましたら左右全体的にくまなく泳いで見るとよいです。
右側は真っ白な砂地の上に小～中の珊瑚の根がぽつぽつと点在しているので、泳いでいるとまるで空を飛びながらいろんな街を見学しているような気分になってきて楽しい。ぶらり途中下車の旅的な。おやおや、こんどはルリスズメの街ですねぇ～みたいな。おやおやまだ食べるんですか～みたいな。
まぁしかし沖縄ではよくある感じの海中だ。
それが左側へ行くとやばい。左側マジやばい。左側も最初は砂地に根が点在してるだけなんだけど、しばらく沖まで泳いでいくとやばい。
一旦かなり浅くなった先に、素晴らしい珊瑚の森がドドーンと広がっておりました。











す、すごしーーー！やばしーーー！写真5連発しちゃうほどー！
エダサンゴからテーブルサンゴから、さまざまな種類のサンゴがこれでもか！これでもか！状態でございました。
圧巻。
このポイントの発見については、何と言ってもどこぞのシュノーケルツアーの方々に感謝しなければならない。
私は最初ずっと右側でぶらり途中下車の旅的シュノーケリングをしていたんだけど、ふと顔を上げると、はるか彼方左の沖にシュノーケルツアーの方々が超わんさか集まっていたわけだ。わたくしピンときました。あそこに何かあるネ！と。
そのとき泳いでた場所からはかなり遠くてくじけそうになったけど、しかも途中ゴマモンガラとでかいダツがいてびびったけど、泳ぎきってよかった。イダの浜の実力はんぱない。感激いたしました。

それにしても、ここにはサンゴだけじゃなく驚くほど大量のお魚さんたちがヒラヒラしていたというのに、やっぱり写真には写ってこないねー。なんでかねー。写真って難しいねー。
とくにキレイな水色に光るデバスズメ君たちが大漁。じゃなくて大量にいたのにな。
ちなみにここのデバスズメ君たちも人間を恐れずむしろまとわり着いてくる。残念ながらおそらく餌付け済みだなぁ。

あっこの辺の写真にはちょっと写ってる（嬉）









波打ち際からすぐのところには、たくさんの真っ白な魚たちがいる。
海の上から眺めるだけでもキラキラ光る魚たちがたくさん見える。

それから私の愛するコバンアジ君も（*´∀`*）
コバンアジ君は本当に美しくて可愛くてわたくし大好きです。
彼らはたいてい、浅くて美しい砂の上をテロテロ泳いでいてものすごく癒される。



素晴らしい珊瑚礁と美しい魚たちにうっとりしつつふやけるほど泳いでいるうち、浜に来ていた観光ツアーの方々もすっかりいなくなり、いつしかビーチを独占していた。




そして日も暮れはじめていた。


まだ帰りの船の時間には余裕があるし、このまま浜で夕陽を眺めてぼんやりしたかったんだけど、でもわたくし気がついてしまったの。あの山道、集落まで戻るあのジャングル的山道には、街灯などという気の利いたものなんかなかったな、とね。
日が暮れたら真っ暗闇だかんね。真っ暗な山道（しかも道の脇に沼とかある）を20分も歩くとか、チキンハートなアタイにできる芸当ではない。なんかいろいろ出そうだしね！
一刻一刻と美しく暮れていく浜を見ながら、今帰るなんて非常にもったいないと歯軋りしつつ、来世はどんな環境（と幽霊）にも対応できる強い心臓に生まれたいと願いつつ、そそくさと荷物をまとめてイダの浜を後にしたのでありました。
すでに山道ちょっと怖かった。


いやもうイダの浜、ほんとに最高だった。
沖縄のいろんなビーチを見てきたけど、ここは今のところトップ3に入る素晴らしさだ。
ビーチからのシュノーケル、というポイントだけ考えると、トップといっても過言ではない。つーかトップ。
また必ず来なければ。そのときは船浮に泊まりたいなー。


★おまけ1★
船の時間まで、港にあるカフェふねっちゃ～ぬ家で一休み。



シークヮーサジュース、アカバナー付でオサレ♪


このお店は荷物預かりとシャワーも貸してくれるみたい。
実を言うと、この船浮＆イダの浜でシャワーが借りれるとは思わなかったので、私ったら着替えすら持たずに行ってしまったのよ。白浜港から水着で行って、水着で帰ってきたよ。下調べって大事。
今度はここでシャワーを借りて着替えよう。


★おまけ2★
イダの浜にはオカヤドカリもたくさんいたんだけど、貝殻も中身もピンクというやたらラブリーな子を発見してしまった。ちなみにまだ赤ちゃんヤドカリで、大きさはたったの5ｍｍぐらい。ときめいたわー（*´∀`*）






【イダの浜】

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さて次回は西表島グルメ予定。


◆今日も泡盛！　おすすめ記事◆　http://mokurenh.ti-da.net/
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西表島を半周する県道215号線を始点に向けて走っていくと白浜地区にたどりつく。
道はそこで終わる。そこから先へ続く道はなく、目の前には２つの離れ島（パナリ）が浮かぶ美しい湾が静かに広がっている。
幻の浜、イダの浜は、その湾を越えた彼方にある。

とーかー言われたら、ゼッタイ行くよね。沖縄病じゃなくたって行くよ。気になるもん。絶対行く。
前回西表島に来たときは日帰りだったので時間が足りず、歯軋りして諦めたけれど、このたび島に２泊もするとなったらもう絶対行くしかないよね！

その車で行く事のできないレアなイダの浜へ行こうと思ったら、方法は２つある。
(1)　白浜港から船浮海運の定期船「ニューふなうき」に乗り、船浮で下船してあとは歩く
(2)　ホテルやマリンショップが開催しているツアーに参加する
んもうー迷うところ。
どっちも魅力的だ。
ツアーだと、イダの浜に加えてパナリにもいけたり奥西表のシュノーケルスポットに連れて行ってもらえたり、はたまたジャングルトレッキングにも行けたりするコースがたくさん開催されているのだ。
でも、やっぱり初めてのイダの浜を心ゆくまでのんびり満喫したかったので、(1)自力で行く、に決定した。


まずは白浜港へ向かう。

上原港からここまでは車で30分ぐらい。
今回午前中のバラス島ツアーから上原港に戻ったのが12時過ぎぐらいだったんだけど、そっからスーパー川満でお弁当を買ったりしつつのんびりやってきても13：20の船には余裕で間にあった。
駐車場が無料なのも嬉しいところ。



目の前に浮かぶ内離島と外離島。
そういえば、少し前にテレビでこの外離島に20年間ひとりで裸で暮らしているオジイサンがいるってのを見た覚えがあるんだけど、まだいらっしゃるのでしょうか。



港には赤瓦のピカピカにキレイな待合室があった。トイレも完備でピッカピカ。



私たちが白浜港に到着したとき、この待合室は大勢の人であふれかえっていた。
ヤダ大人気。定期船って、こんな大人数が乗れるほど大きいのかしら……などと心配しつつ弁当を食べていたら、次々に色々な船やボートが港にやってきて、そのたびに待合室の人々がごっそり乗って去っていく。
どうやら彼らは白浜港から出発する数々のツアーにでかけるために集まってた人たちだったみたい。
結局、定期船が出航する頃には私たちを含めて5人しか残っていなかった。余裕で乗れた。



桟橋の脇にもある屋外待合所の脇に、船浮への定期船・ニューふなうきの時刻表が立てかけられていた。
今日はこの白浜発13：20の船に乗って船浮へ向かい、17：10船浮発の便で帰ってくるのです。
ちなみにこのニューふなうき、予約不要で乗れます。きっぷ売り場もなく、乗船券は船に乗るときに乗務員さんから直接購入する。
運賃は片道500円だけど、往復で購入すると50円割引になった。



乗り込むよ！



船は想像してたよりも大きくて立派だった。



船の中に航路図があった。でもすでにほぼすべての文字が消えちゃってて何だかわからないよー。
これを見ると（しかも肝心な部分が手すりで隠れているが）、船浮の更に向こうにある網取地区にも行っているように見えるんだけど、船浮で降りずに乗り続けたら網取にも行けるんですかね？
港の時刻表には白浜⇔船浮としか書いてなかったけどどうなんでしょうか。詳細不明です。



白浜港から出航ー♪



船浮までは約10分。
西表の深い山々とパナリを交互にながめていたらあっという間についた。



ついたったー！



船浮の集落。
港の前には食堂とカフェがあって、次の船を待つ人々で賑わっていた。

さて実は何を隠そうこのわたくし、初めて行くくせに、船を降りた後にどう行けばイダの浜へたどりつけるのかまったく調べないまま船浮に到着したのであります。だってグーグルマップがあるから平気と思ったんだもん。
でも、船を降りたらそこは思いっきり圏外だった。さすがソフトバンククオリティ。
困った。イダの浜はどこだ。



とりあえず一番目立っていた、このキレイな船浮港のシンボル的建物（中は公衆トイレだった）へ向かって歩いていくと



道端に案内図発見♪
し、しかしこれまた文字が完全に消えちゃっててわからないさー！



という迷える観光客のため、この案内図からすぐ先に
「←イダの浜500ｍ」という案内板がバッチリ立てられておりました。
船浮の方々ありがとう。おかげで迷わずいけた。
この先も、分かれ道にはきちんと「←イダの浜」という案内板があった。なんて親切なんだ船浮の方々！



満開のアカバナー生垣。



集落の中を抜けてくよー。



途中、観光スポット的な何かを発見した。
上の川。
立て看板によると、昔はここの湧き水で洗濯したんだって。
この水は美味しいよ、水あそびしたらいいよ！だそうですよ。確かに水浴びしたら気持ち良さそうだ。
現在はザリガニ（と蚊）の聖地となっていた。のん君が青くて巨大なザリガニを発見して大興奮していた。男の子にはお勧めスポットと思われる。



この上の川を越えたあたりからがっつり山道に突入。
ビーサンでも行けたけど、砂利が多いのでまあまあ足が痛い。あと荷物が重い。あとすごい蚊。
更に言うけどすごい蚊。すごい蚊よ。さすがジャングルの山道だね。
微妙にくじけそうになる心を根性でもって制する。



いい加減ふうふうしながら山道を登っていくうち、ようやく終わりっぽい雰囲気が…！
海か！あの先に海があるのですか！

と思ったのに、ここは普通に峠を越えただけだったていうね（涙）
この峠で約半分ぐらいか。期待しだだけにガッカリ度がでかいわけだけど、うん、そうだよね、山を登っているのにいきなり海に出るわけないんだ。そうなんだそうなんだ。
完全にくじけたところでこっからは下り坂。
最初の案内板に「←500ｍ」って書いてあったけど、実感としてはもっと遠いような気がしたよー。
ビーサンの上にシュノーケルグッズとテントという大荷物を抱えてたからかな。
徒歩15分～20分ぐらいでした。スニーカーでサクサク歩けたら10分ぐらいで行けるかも。



ところで海に出るちょっと手前、道のまわりが突如ひらけたところで、左右になにやらあやしげな施設が現れた。
そこにあるのは、作りかけなのか壊しかけなのかわからないけど何かの施設。とその残骸的なもの、それから壊れた重機。
な、何かしらこれ。
キャンプ場でもあったのがつぶれたのかな？
壊れたテーブルとかベンチとか、よくわからないけどハンモック的網とか、うまく説明できないけどとにかく廃墟的ななにかがありました。
ここは何なんでしょ？どなたかご存知？
写真に撮ろうかとも思ったけど、とりあえず幽霊とか写ったら怖いのでやめました。チキンなわたくし。幽霊とかほんと無理だし。

※余談その1※
ちなみにネットで調べると、イダの浜にある浜小屋ってのがヒットするんだけど、まさかこれ…？いやまさかね。

※余談その2※
しかしその浜小屋ですが、私は発見できませんでした。
まぁ何故発見できなかったかというと、初めてのイダの浜でテンションがあがった私は着いたら速攻で海に入ってしまいまして、それからずーっと海の中にいたので、ビーチはほとんど散策してないのですね。
そのせいだと思われる。
ビーチの片隅にベンチの残骸は発見した。けど、ネットで検索して出てくる売店だとか浜小屋だとかは気がつかなかったよー。どこにあったのかな。てかまだあるのかな…？次回はちゃんと探してみます。



そんなこんなでようやく前方に海！



キーレーイー。ああこれはキレイ。すごいね。




…ようやく到着しましたが、長くなってきたのでイダの浜と海の中について詳しくはまた次回。
（★次回記事更新済み→最高のシュノーケルスポット、イダの浜）

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・ 西表島紀行1　八重山で船に乗ると寝てしまう件について
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西表島と鳩間島の間に浮かぶ、さんごのかけらだけでできた島、バラス島。

バラス、ていかにも沖縄ぽい言葉だと思ってちょっとだけ調べたら、実はもともと内地の工事現場で使われてる言葉で、砂利とか工事で出た残骸とかそういう意味らしーというガッカリ情報がチラ見えしましたので調査をやめました。（※しかし今ではちゃんと「サンゴのかけら」という意味もあるようですよ奥さん）

そのバラス島に行きたいと思ったら自力じゃ行けませんが、マリンショップがバラス島ツアーを開催しているので問題ない。
しかしまぁいろんなショップがあり、またそれぞれに魅力的なコースがあるからどこにしたらいいのかものすごく迷うよねー。
と言いつつ今回、自宅のPCで「西表島　バラス」でググって一番上に出てきたのがPAC西表島パラダイスアドベンチャークラブ（リンクは公式サイトに飛びます）だったんですが、HPを見たら私の希望する「午前中」「バラス島のみ」「お安め」にバッチリかなうコースを発見してしまいましたのでその場で即決いたしました。時間短縮。ラッキーだった。
おまけに行ってみたらお店のお兄さんが若いイケメンしまんちゅで更にラッキーだった。ラッキーの倍プッシュ。大変よかった。ゲヘヘ。

旅の二日目、朝食ブッフェを端から端まで食べてチキチキのおなかをかかえつつ、朝9：20にショップへ行く。私たちは車で直接行ったけど、上原港やホテル（西部地区のみ）までお迎えに来てくれるみたいです。
そしてショップの目の前の港から出発！



バラス島までは7分ぐらいだって。


見えてきた♪


バラス島からすぐの海は船の上からでも魚が大量に見え、思わずシャッターを切りましたけれども、まあまったく写真じゃ見えませんけれども、ぜひ心の目で見てください。



バラス島にはすでにいろんなショップの船が到着していた。
さすが人気スポットなだけある。



この島はサンゴのかけらだけで出来ているので、風や波によって形が変わるそうだ。
「小さくなったりするんだ？」
と聞いたら
「それどころか消えてなくなるよー」
と言われて驚いた。
今年の８月、台風９号がやってきたときに、バラス島は消えてなくなっちゃっんだって。干潮になるとかろうじて出てくるけど、普段は海に沈んだままになってしまったらしい。自然ってすごい。
そのあと無事に復活してできたのが、現在の細長いバラス島だそうです。できたてほやほやです。でも今の形もいつ変わるかわかんないらしいので、これは大変貴重な写真に違いない。






さんごのカケラでごつごつ。素足じゃ痛くてあるけません。ビーサンでもちょっと痛い。マリンシューズ必須です。
PACさんの場合は200円でシューズのレンタルが可能みたい。
ちなみにテントやパラソルは、下がこんなサンゴのかけらだけなのでそもそもの設置に無理があると思われます。別にテントが禁止されてるわけではないと思うけれど、持って行くだけ無駄かも。（あと島の美しい景観も損ねるし。これは私の個人的意見ですがね）
それから当たり前だけどバラス島にはトイレもシャワーも売店もありません。
トイレは海。シャワーはショップで借りれるので問題ない。水は持参しましょうね。



バラス島のはしっこは鳥の休憩所になっていた。



きゃ、きゃわわ～～～と思って近寄ったら見事に逃げられた。
お休みのところすまんかったです。



さすがのグラデーション。



鳩間島が近くに見えるよ！
１日コースだと鳩間島にも連れて行ってもらえるみたい。
ウミガメもいるんだって。



今日はここからエントリーいたします。
（ところでこの写真とひとつ上の写真、場所はほぼ同じなのに、写すカメラによって色が全然違うのねー。カメラも大事ねー。
ちなみに陸上で使っているのは普通のデジカメで、ニコンのS8000（キムタクがCMしてたからという理由）、水中用はオリンパスのなんとかいう機種ですがこの水中用はすぐおかしくなるのでもう買い換えたい。なんかこう、素人でもいい感じに取れるカメラが欲しいんですけどどれが良いんでしょうね）




バラス島の海の中。







すすすすすごし！魚の種類も数もサンゴもすごしー！ごいすー！
目立っていたのは鮮やかな黄色のネッタイスズメダイ（たぶん）と、これまたきれいな水色のデバスズメダイ（たぶん）。
小さくて美しい色をした小魚が大量にヒラヒラヒラヒラしており、その中に混じって一緒に泳ぐことができて本当に気持ちがよかった。
ここの魚は人間が近づいても逃げないのね。この時も、ものすごく近くまで寄ってくるモヨモヨした模様の鮮やかなベラがいて、ひゅっと手ですくったら普通にすくえた。こっちがびっくりしてすぐ逃がしたけど。（ここまで寄ってくるのは残念ながら餌付けされちゃってるのかもしれない）（それから大量にヒラヒラしていたはずなのに写真になるとまったく写っていないのはなぜかしら）


ショップのツアーなので、事前にシュノーケル講習もあり、それからポイントにつれてってもらえた。
バラス島近辺のオススメはでっかいハナビラクマノミと、それから５人前ぐらいはありそうなでかいシャコ貝。
でかいシャコ貝は本当にすばらしかった。見ているだけで刺身…肝…寿司…そんな欲望がむんむん沸いてきた。シャコ貝は泡盛にもあうんだこれがまた。
ニモもちゃんといて、プカプカしながら撮影に苦労していたらお兄さんが潜水して写真を撮ってくれました。


かわいー♪

その後は時間まで自由行動。
のん君はオヤジなので早々に島にあがってお店のお兄さんや他のお客さんにかまってもらいつつダラダラしてましたが、私は休憩など脇目もふらず怒涛の勢いで泳ぎまくり、魚と遊びまくり。
この日は潮の流れが早く、ぼんやりしてるとどんどん流されちゃって大変だったけど、途中泳ぎすぎて足もつったけど、びびったけど、大満足でございました。
また絶対にいかなければ。
ちなみに休憩時にはあったかいお茶と黒糖のオヤツがもらえました。美味しかったです。


★おまけ★

余興でバブルリングを見せてくれるイケメンお兄さん。
すごいすごい！

★おまけ2★

上原港から石垣島へ帰る途中、船から見たバラス島。
朝早かったのでまだ誰もいない。
空と海の間に浮かんでいるような美しさでございました。うっとり。


【西表島　バラス】

大きな地図で見る



さて、バラスから戻り、シャワーを借りてさっぱりしたところで、次は船浮にあるイダの浜を目指すのだよ！



◆今日も泡盛！　おすすめ記事◆　http://mokurenh.ti-da.net/
・ 西表島紀行1　八重山で船に乗ると寝てしまう件について
・ 西表島紀行2　星砂の浜＆KITCHEN inaba
・ ぱいかじの浜（南風見田の浜）　★2012　西表島★
・ 中野ビーチ！　★2012　西表島★
・ トゥドゥマリ浜とニラカナイ西表　★2012　西表島★
・ さんごの島、バラス島　★2012　西表島★
・ イダの浜への行き方について　★2012　西表島★
・ 最高のシュノーケルポイント、イダの浜　★2012　西表島★
・ 西表島ドライブ
・ 西表島グルメ　琉球酒菜　くくるくみ




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トゥドゥマリの浜、通称月が浜。



ここは昔から島の神の聖地として特別な場所だったのだとか。
湾の左手にぽつんと浮く２つの小さな島に神様が最初に降り立つんだって。


人々が神の浜だと言った理由がとてもよくわかる、神秘的な浜だ。
ここの砂は鳴き砂で、歩くとキュッキュッと気持ちのいい音がなるのも神っぽい（気がする）


砂の上に、鳥や蟹の足跡がたくさん。


暇だったのでヤマネコ的な足跡を探したけど発見できなかったよ。でもかわりに、これ熊だろ！ってぐらいでかい犬の足跡は発見した。
おいおい犬よ、アンタでけえな！と笑ってすませたけど、よく考えたらあれやっぱり熊だったんじゃないか。ジャングルがあるぐらいだし。どうなんですかね、いるんですかね熊。


昼間知り合った島のお姉さんが、トゥドゥマリ浜は夕陽がありえないぐらいキレイよ、なんてったってバッチリ西向きだからね！とはりきって教えてくれました。そりゃ見るしかない。
のんびり海（といちゃいちゃする幸せそうなカップル）をみながら陽がこれまた神秘的に落ちていくのを眺める。


だんだん暮れてきた。



暮れてきた！



うっとり(●´艸｀)




この美しい神の浜に、自然を壊してリゾートホテルを建てる計画が持ち上がったのが1999年。
さまざまな学会からの抗議と島の人々の反対運動を受けながらも、2004年にホテルは開業した。
現在も星野リゾートに運営が委託されつつ営業中。
周辺の道路には未だ「出て行け」と書かれた看板があったし、このホテルの宿泊者はお断りのお店もあると聞いた（これ本当？とりあえずこの旅では、まったくそんな目にはあわなかったよー）
そういうホテルの事を、このブログでとりあげるのはやめとこうかどうしようか実はちょっと迷いましたが、実際に行ってみるとかなりイメージが違ったので書いちゃうよー。


★星野リゾート　ニラカナイ西表島★
※リンクは公式サイトへ飛びます


多少時代は感じるけれど、アジアンチックでとてもキレイなホテルだ。
ザ・リゾートホテルという感じだ。







ロビーにあるスタンドにはマザーリーフのでっかいのが植わってました。
マザーリーフって、葉っぱから葉っぱが生えてくるあの不思議なやつ。
沖縄でお土産品として売ってるのは葉っぱ１枚だけのが多いんだけど、このホテルのはしっかり幹も生えて育ってた。珍しい。アップで写真撮り忘れちゃって残念。




沖縄に関する資料や小説、漫画のライブラリーもあり。




売店と、廊下のつきあたりにはレストラン　イリティダ。
この売店、お土産品はもちろんのこと、水着から夜食用のカップラーメンからおやつから酒から虫除けスプレーから品揃えバツグンでかなり重宝いたしました。




客室内。ドアを開けるといきなりオサレ。




り、りっぱだー！まじラグジュアリーだー！
私たちは激安ツアーだったので間違いなく一番お安い部屋だと思うんだけど、それでもデイベッドはちゃんと設置されておりました。






テラスにもソファ付。




二日目の朝、早起きして、このソファでゴロゴロしながらトゥドゥマリ浜をながめ、朝日が昇るのを待った。
しかしいつまで経っても陽がのぼってこないわけよ。そのうち辺りがすっかり明るくなってようやくバカな私の脳みそも気がついたんだけど、夕陽がしずむ浜から朝日がのぼってくるわけないよね。バカボンかよ。と、朝から少し自分が可哀想になりました。
（ちなみにそのあと起きて来たのん君も、海を眺めながら「あれー？朝日が昇ってこないね」と言っていた。やはり７年も夫婦をやっていると知的レベルが似てくるんだなと思った。二人とも可哀想）





リゾートホテルらしく、もちろんプールもあり。ただこの日はお子様たちでぎゅうぎゅう。






プールの隣にレストラン/イリティダのBBQテーブルがあった。
夜ご飯をブッフェにするかBBQにするかで迷ったんだよー。結局ブッフェにしちゃったんだけど、このロケーションならBBQでもよかったかも。



そのイリティダの店内はこんな感じ。
さすがにブッフェの内容までは写真に撮れなかったけど、ここのダブルスコアブッフェは相当おすすめ。
サラダに冷菜、温菜も沖縄料理も八重山ソバも、全部の内容を把握しきれないほどたくさんのお皿が並んでおりました。
朝食は夕食よりももちろん品数は少なかったけど、それでも選びきれない量だ。
もうどうしたらいいのかわからなかったので、とりあえず端っこから全部食べたよ。朝からおなかキチキチだよ。これから水着になるっていうのにパンパンだよ。でも後悔はしていない。ほんと美味しかったです、ご馳走様でした。
特に朝食に出た、ホテルオリジナル生野菜ジュース（リンゴとゴーヤーとあと何か）、あれ最高に美味しかった。ガブ飲み。




トゥドゥマリ浜へはプールの横の小路から出て行けるようになっている。
浜へおりて、ホテル側を振り返っても建物は見えない。この木立のすぐ裏なのにね。

この辺はちょっと見えるかなー？



このトゥドゥマリ浜には産卵にやってくるウミガメがいるらしいんだけど、ホテルの明かりがあると怖がって来てくれないんだって。
対策として、夜は遮光カーテンを閉める必要あり。

もちろんピッチリ閉めときました。

これは館内全体できちんと徹底しているようで、夜のトゥドゥマリ浜は真っ暗になります。
おかげでプラネタリウムよりもすごい星空が見えた♪
天の川も肉眼でばっちり見えるほど。
その都会じゃ見れない星空を見るために浜には観光客がゴロゴロ寝っ転がってるんだけど、どこに何人寝てるのか暗くてまったく見えないので、夜行かれる方は必ず懐中電灯を持ってった方がいいです。普通に踏むからね。てか踏まれたからね。



トゥドゥマリ浜の一番北側まで行ってみた。
ホテルがどこにあるかと言うと

ここ。

とりあえず、ニラカナイ西表島には色々問題があるかもしれないけれど、トゥドゥマリ浜の景観だけは損ねていないと私は思ったよ。
（トゥドゥマリ浜の景観を思いっきり損ねているのはニラカナイ西表島ではなく別のリゾートの残骸だ。この話はまた別の機会に）


部屋から見た完全なる夕陽。うっとり(●´艸｀)





【西表島　トゥドゥマリ浜（月が浜）】

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さて次回はバラス島。



◆今日も泡盛！　おすすめ記事◆　http://mokurenh.ti-da.net/
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・ 西表島紀行2　星砂の浜＆KITCHEN inaba 2011/5/8
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・ イダの浜への行き方について　★2012　西表島★ 2012/9/18
・ 最高のシュノーケルポイント、イダの浜　★2012　西表島★ 2012/9/22



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西表島。
と言うと、やっぱりジャングルとネコちゃんのイメージが先行してるよね。
旅に出る前、会社のオジサンに「西表にいく」と話したら
「西表島は山ばっかりで海はそんなに良くないよ、海を満喫したいなら福井に行くといいよ」
などという斜め上なアドバイスをいただいてしまいわたくし白目。
うんまぁいやそりゃもちろん福井の海も素晴らしいと思うけれどもが、そういう話ではないのであった。
アタシャ沖縄の海が好きなのであって海ならなんでもいいわけではないという話なのであった。
あとアンタ西表島の海の何を知っているんだ！
と、まぁ私もはっきり言えばいいのだけど、気分よくしゃべってるオジサンを見ると言いだせず、ニコニコ愛想笑いしながら福井の魅力を小一時間聞きました。ザ・接待魂。
（ところで「思うけれどもが」という言い回しはもしかしたら名古屋弁かもしれないｷｬﾋﾟ）

まぁそんな愚痴はどうでもいい。
西表島はもちろん八重山の素晴らしい海に囲まれており、素晴らしいビーチがある。
例えば中野海岸とかね！


西表島で一番メジャーなシュノーケルポイントはたぶん島の北側にある星砂の浜だと思うんだけど、中野海岸はその星砂の浜からニシ崎を越えてすぐ東側、上原港から県道を走っていくと2～3分で「中野海岸→」という標識があって、その先に海に降りていく入り口バッチリ発見できるのでわかりやすい。
星砂の浜から近いわりに、ずっと人も少ない静かな天然のビーチで、シュノーケルするにはかなりお勧めです。
ただとても浅い海なので、潮が引いてる間は珊瑚を傷つけちゃうから泳げないけどね。

※ところで後から知人の八重山病患者に聞いたら、その「中野海岸」の標識のところにある入り口よりも、ずっと手前（港寄り）からビーチに降りたほうがシュノーケル的には良いんだって。確かにネットで検索するとそのような情報がチラホラ。実際どうなんでしょ。

ここから中野海岸へ。


ちなみにここは海水浴場ではないので、駐車場もなければトイレもシャワーももちろん売店やマリンショップもありません。
旅の初日、そんな環境でわたくしはどのように水着を着たのかと言うと、もちろん車の中で生着替えです。目隠しもなにも無い車の中で33歳人妻が生着替えです。非常に嫌な響きだな。もう人々に対する嫌がらせの域か（ある種のマニアックな方々にはウケるかもしれないが）。残念です。

中野海岸。
ビーチからエントリーするとしばらくは延々とアマモの大草原が続いておりまして、おかげで砂浜にも波打ち際にもアマモの枯葉（海草でも枯葉というのでしょうか）がたくさんあるけどそれもまた風情がある。






ビーチの入り口はこんな感じ。
このヤブの向こうはすぐ県道、近いです。



さて肝心の海の中はどうだったのか、と言うと、これがもう言葉ではとても語りつくせないほどステキでございました。
マジステキだった。死ぬかと思った。ほんと私の拙い文章じゃまったく書きあらわせないぐらいステキだった。
だというのに、わたしったら、ずばり、ずばり、水中用カメラをもって行き忘れましたバカだー！したがって写真がない！！言葉じゃ語りつくせないのに！！！キー悔しいーー(´；ω；｀)

エントリー後はアマモ草原が長々と続き、しばらくの間はモンガラとかハゼとかしかいないんだけどその先ですよ。
草原を根性で泳ぎきったその先はすごいのよ。
もう珊瑚が超でかい。
視界一面にさまざまな珊瑚がダイナミックに広がっており、その周りにこれまた大量のルリスズメをはじめとする魚たち。
驚きました。ビーチからのエントリーでこんなに珊瑚が見れるなんてね。そして、そんな素晴らしい海にいるというのに、水中カメラを忘れた私の脳みその腐りっぷりにもね。驚きだ。
ポイントまではちょっと距離があるし潮の流れもけっこう早く、けっこうクタクタでたどりついたわけなんだけど、そっから延々1時間以上波にプカプカしながら夢中で泳いでしまいました。
目立っていたのはいたるところで群れになっているルリスズメの大群と、それから名前がわからないのだけど、体の半分がピンクで半分が黄色という鮮やかカラーリングのめちゃめちゃ可愛いお魚。かわいかったなあー。なんて名前なんでしょうね。
次回は絶対にカメラを忘れないようにしなければ……。


中野海岸には流木もたくさんあって、ベンチの代わりとしてかなり重宝します。


海から上がったら流木に腰かけて、キラキラの海と、その向こうに浮かぶ鳩間島を眺めながらまったり体を乾かす。
最高だ。本当はここにビールがあればもっと最高だ。しかし隣いいる運転手（のん君）に気を使って飲みたい気持ちをグッと我慢するわたくし。偉い。（あとどっちみち売ってる店もない）

鳩間島と、その手前にバラス島がバッチリ見えてます。（でもこの写真じゃバラスがわからないねー）



ところでこの日、私たちとは別に地元の方と思われるお姉さんが一人でシュノーケルを楽しんでいらっしゃった。
私は流木に腰かけて休憩しながらそのお姉さんの泳ぐ様を見るともなく見てたんだけど、ふと気がつくと海にお姉さんがいない。
さっきまであの辺を泳いでたはずなのに、海にも浜にもいない。
ヤ、ヤダお姉さん沈んだ！？……あがってこない……流された！？ま、ましゃか、ましゃか死！？
などともうおばちゃんひやひやしてアワアワしましたが、しばらくするとプカッと浮かんできた。
それからもまたしばらくするとお姉さんは海中に消え、おばちゃんをひやひやさせ、また浮かんでくる。
結局それを何度も繰り返していた。どうやら巣潜りの達人だったみたい。
ああヒヤヒヤした。
その後夕方になってお姉さんが無事に浜に戻ってきたのを確認し、私たちは海岸を後にしたのでした。
安心安心。いくら達人でも、何かあったら危ないもんね。ザ・助け合い魂（しかし私からの一方通行）




【西表島　中野海岸】

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さて次回は西表島のホテルかなー。



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みなさまコンニチハ。
見ましたか？アレ見ましたか？
ぱいかじ南海作戦（映画バージョン）見ましたかー！
（リンクは公式サイトに飛びますよ）

これまでこのブログでも何度か書いた（気がするが定かではない）、わたくしの愛する小説がようやく映画化です。
こちらでは7月から上映が始まりましたので9月10日現在もしかしてもう終わっちゃってるかしら、と思いましたがこれから公開される地域もあるようですので、見てない人は見に行ったらいいと思う。

リストラされ離婚され何もかもなくしたおっちゃんがフラリと西表島を訪れ出会った面白い人々と酒とビーチと海浜生活。
昔から好きで好きで何度も読み返した小説なので、私の中では主人公の宮のおっちゃん→椎名誠さん本人、アパとキミ→misonoとギャル曽根、でイメージが完全に固まっており、阿部サダヲさん好きだけどワイルドさがもうひとつ、とか、アパとキミはもっとギャルじゃないと、とか思うところはありましたが、実際見てみたらやっぱり面白いの何のって、もうすぐさま西表島行きのチケット取った。

おかげさまで仕事サボって2泊3日で西表島いってきた。

※ちなみにプチ情報ですけど、9月の沖縄は激安です。
8月と比べると半額～1/3ぐらいまでお安くなっているわけですが、なぜかって皆様ご存知の通り9月は台風シーズンでいちかばちかなわけよ。これまでも、何度も何度も、安さに魅了されて予約して台風に負けて旅行中止という憂き目にあってきたわたくしだけれど、今回は勝ったね。ああ完勝だったね。3日ともピーカンだったよ！天気の神様ありがとう。

さて、八重山は去年のGWからなんと1年4ヶ月ぶりの訪問でございました。
久々の離島ターミナルでまずは腹ごしらえする。
名店、お食事処　くわっちぃーにてコンビーフ目玉丼、丼もソバも激ウマ。
（※リンクは食べログに飛びます）



ほんとはまぐろが食べたかったんだけど、この日はずばりお店のまぐろ船がまだ出漁中とのことでまぐろがなかった。残念きわまりない。（でもこの食堂は何食べても美味しくて好き！）

食べたら12時の船にのって、西表島は大原港を目指すよー。
ぱいかじを見たからには、その舞台になった南風見田（はえみだ）の浜に行かなきゃだからね！
西表島は石垣から船で40分、ちなみに前回の記事で書いたとおり、今回もやっぱり寝た。
（★前回の西表島の記事はコチラ→八重山で船に乗ると寝てしまう件について）

寝てるうちあっという間に大原港に到着～♪




大原港には西表島の観光案内所もあるよ。



車を借りたら島の一本道・県道215号線の終点を目指して南へ走る。
ところで今回は大原港→上原港で乗り捨てしたかったのと、お安く借りたかったのとでやまねこレンタカーにしたわけですが、やまねこレンタカーの車にはカーナビがござーせん。しかし島内はほぼ1本道で迷わないので問題ない。
どんどん南へ走る。
リゾートホテルを通り過ぎ、左手の木陰にチラチラ海、右手にヤギと牛と首の長い鳥（かっこいい）が見えはじめたらなんだか道が怪しくなるが気にしない。どんどん行く。



そのうちもうやばいという辺りまで来ると、草むらに「レンタカー侵入禁止」の看板がたっているのでここで車を停めましょう。
レンタカー禁止な理由は、たぶんその先のジャリ道はぬかるみが多くてぐじゅぐじゅだから。不慣れなレンタカーだとタイヤがはまって動けなくなったり傷がついて困るから。かと思われますがどうでしょう。



その先はヤブの中を歩くよ。





前方に来たか？



来たか？




キター！
南風見田の浜ー！




去年来たときは、ちょうど完全に干潮だったあげく微妙に曇っていてちょっとアレだったわけですが、今回は潮の具合も天気も完璧だ。（写真の腕前だけは残念だ）
人影は少ないけれど、シュノーケルしてる方あり、岩場でなにやら採っている方あり、流木に腰掛けてぼんやりしている方もあり。
浜辺の後ろのヤブから今にもマンボさんやオッコチ君がでてきそうな、ぱいかじに吹かれてまさにちるだいちるだい、ビールもってこい！という感じでございました。
あ、ぱいかじってエッチな言葉じゃないですよ（by　オッコチ君＠映画バージョン）（※ぱいかじ・・・南風）（非常に余談ですが映画版のオッコチ君はとってもワタシ好みのタイプで非常によかった）


西側。この先へいく舗装道はないんだけど、ネットで検索すると、ここからジャングルを越えて先の鹿川湾へ行く人の日記など出てきてすごく面白い。



後ろはもうすぐ西表のジャングル山。



ところで、映画の実際のロケ地がこの浜かどうかはっきりわかりませんが、ここだとしたら場所はもっと東側、海に向かって右側（この写真で行くとビーチのはしっこ）の岩場近辺と思われます（たぶん）
（でも山の感じとか、ここじゃなくて違うビーチといわれたらそんなような気もするなあ。ロケ地どこなんでしょう？）



そこへ行くには、「レンタカー禁止」の看板にたどりつくずいぶん前に駐車してヤブの中を進むといけると思われる（たぶん）
ちなみに小説の舞台は東屋がある事などから「レンタカー禁止」から入った辺りだと思われる（たぶん）
全部わたくしの勝手な想像ですがね。

その東屋も健在です。


この東屋、海浜生活者の方々は使用するみたいだけれど、廃墟然としていてちょっと怖ひ。。。



こっ、怖ひ。。。チキンハートなわたくし・・・。
しかも東屋への道もすでに無く、草むらをかき分けてのぼっていかなくてはならない。
こういう雰囲気の建物が大好きなのん君は元気にザクザク立ち入っていくわけですが、草むらとかハブ出そうだし止めてほしいんだよ！！と妻として強く主張しておく。


しかしまぁそれにしても、ここはのんびりとして美しい海とは対照的に、浜はすごいゴミの量だったよ。
ペットボトルに弁当容器にビニール袋、これはどこかから流れ着いたゴミなのか？観光客が捨てたゴミなのか？どちらにしてもゴミだらけ。
去年はそこまで気にならなかったんだけどなぁ。非常に残念です。



【西表島　南風見田の浜（はえみだのはま）】

大きな地図で見る



さて、またしばらく八重山紀行が続きますよ。
・中野海岸のさんご礁
・バラス島のさんご礁
・イダの浜のさんご礁
・西表島グルメ
・いわくつきホテル
・トゥドゥマリ浜
・竹富島
ラインナップは上記の予定です。

最近は旅行記しか書いてないなぁー。
いちおうこのブログのメインは絵日記なんですがね。


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→西表島紀行1

大原港から県道215号線をぶんぶん40kmほど北上し、上原港を越えると、星砂の浜に到着！



シュノーケルが楽しめるビーチですけど、こちらも完全に引潮。。。





でも潜らなくても、海上からバッチリお魚たちを見ることができたよー。





まるで温泉みたいにあったかい海。
プール状になるし、子供が遊ぶにはもってこいかもしれないね。

ここは星の砂が取れることで有名なビーチ。
星砂が取れると言えば竹富島のカイジ浜が有名だけれど、ちなみにワタクシの昔の記事で言うとこちら→（竹富島　星砂浜（カイジ浜）と猫ちゃんたち、そして西桟橋）を参照ね！
竹冨島のカイジ浜は頑張って探したら見つかる感じだったけど、西表島の星砂の浜は星の砂が本当にいっぱい！
砂を手ですくったらほとんど星砂、ってぐらいありました。



↑この真ん中の星砂、なかなかキレイな星型でしょ☆
嬉しい発見。



星砂の浜の上には「ペンション星の砂」があります。



レストランは宿泊客意外でも利用できるのがありがたい。



テラス席気持ちよかったわ～♪



景色もばつぐん。


このペンション星の砂から少し行ったところに、この星砂の浜を一望できるカフェがあって、本当はそこでお昼ゴハンにするつもりだったんだよね。
でも休みだったぁ(´；ω；｀)
ゴールデンウィークのかき入れ時なのに…。

仕方がないのでぶらぶらお昼を食べられる店を探していたらなかなかいい感じのレストランを発見♪

◆KITCHEN　inaba◆
（リンクは公式サイトに飛びます）

リゾートホテル、ニラカナイのすぐ近くにあったレストラン。



タコライスと



シーフードパスタ！
美味しい～～♪





店内もキレイ。



テラス席もあります。



海は見えませんがキレイなお庭が見えます。

ガザミののったパスタがめっちゃ美味しそうだったけど、残念ながら夜だけみたい。
お酒メニューも充実してたし、夜は三線のライブなんかもあるそうなので、次回西表島に宿泊したらぜひまた来なければね！
かなり当たりなお店でした。ご馳走様でした(●´∀｀)ノ


【西表島　星砂の浜】

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【西表島　KITCHEN　inaba】

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次回は西表島から水牛車で渡る由布島！



◆今日も泡盛！　関連記事◆ http://mokurenh.ti-da.net/

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それにしても、石垣島～八重山の各島を結ぶ船に乗ると、どうしてあんなに熟睡できるのでしょうね。

わたくしは子供の頃から寝るのが本当に下手で、なかなか寝付けず、今でも寝るのに苦労することが多いんですよ。
例えばドラえもんののび太、あいつは勉強も運動もできないし性格は卑屈な上に卑怯だし、まったく何一ついい所がなく大嫌いだが、唯一の特技が

「横になったら3秒で寝れる」

ことだそうで、幼い頃の私はただそのひとつの特技の為だけに、他は何もかも捨てていいから生まれ変わったらのび太になりたいと真剣に思いつめたことがある。それぐらい寝るのが下手、って言うか寝付くのが下手なわけですよ。

なのに八重山の各航路の船と言ったら！乗ったとたん、本当に乗ったとたん、到着するまで爆睡ですよ。
どういったことなのかしら。
船に乗って出航したらもうすぐに目が空けてらんなくなるぐらい、いきなり睡魔が襲ってくるのよ。

これが例えば那覇～慶良間諸島の各航路、これは何故か全然ダメで、マリンライナーもクイーンざまみも、それからダイビング船も、寝るどころが毎度船酔いして死ぬ思いをするというのに、八重山の海は本当にいったいどういったことなのかしら。
八重山の海の揺れが、私のバイオリズムにぴったりジャストフィットってことなのかしら。八重山の海の揺れは、私の母の鼓動ってことなのかしら。（もしくは何かしら怪しい媚薬麻薬的な…いやいや）

波照間航路はジェットコースター並みに揺れると聞いており、超びびってお昼ゴハンまで抜いて乗ったんだけど、結局出航した瞬間寝てしまい、途中２度ほど転覆かと思うほどの縦揺れで起きたけどまたすぐ寝た。
むしろ気絶させられてんじゃないかと思うぐらいよ。
乗った瞬間、首の後ろとかチョップされてウォー！て気絶してんじゃないかと思うぐらいよ。
こんなに気持ちよく速攻で寝れるなら、毎晩この船で寝たいぐらいよ。


そういう訳で、まぁ～前置きの長いこと長いこと。
八重山航路は熟睡できます、ただその一言を言いたいが為に何をこんなにぐだぐだと書いているのやら、年かしらね。
とにかくそれぐらいすぐ寝れて感動したってことね！

で、それがどういうことかというと、西表島に行ったんですよ。
で、長々と書いたように、西表へ行く時も、船に乗った瞬間寝てしまいましてですね。気持ちよく爆睡しましてですね。
起きたら大原港だったですね。

石垣島から西表島に行こうと思うと、島の南東にある大原港と北の上原港、この二つの港から選択できるんです。
観光しようと思ったら上原港の方が便利なんだけど、今回わざわざ大原港へ向かったのは、知り合いの八重山病患者から
「石垣から大原港へ向かう海の色が本当にきれいで素晴らしいからぜひ見るべき」
と聞いていたからなのね。

でもさー、まぁ何て言うか寝てた。
寝てて海の色とかまったく見てない。
もー本当イヤになっちゃう。
もしもさー、今後西表島へ行かれる方で、「大原港まで行く海の色を見なきゃ(●´艸｀)ｷｬﾋﾟ」なんて思っている人がいたら、睡魔にだけは気をつけて。八重山の海はマジやばい。
わたくしからの最後のアドバイスです。


さて、それはいいとして、その大原港を降りると目の前にはもうこんな風景が。




おージャングルだー！
ジャングルだー！！！
とテンションがあがる。
やっぱり西表島と言えば、ジャングルとヤマネコちゃんだもんね。


港でレンタカーを借りて、まずは一旦南下する。
道がなくなってもくじけず進んでいくと、南風見田の浜に到着。
南風見田、は「はえみだ」と読むそうです。難しい。



残念ながら完全に引潮デスね。。。
しかしずっと向こうまで白砂のビーチが続いており、人も少なく、のんびりするにはうってつけかも。
潮が満ちていたら、さぞかしキレイなビーチであると思います。



砂浜の上に東屋、その奥はキャンプ場になっており、テントがいくつか張られてました。

ところで、この南風見田の浜って、私の愛する小説「ぱいかじ南海作戦（椎名誠）」の舞台になった浜なのよね？たぶん。場所的に。
実際、少し前までは長期キャンパーがわりと居たみたいだし。
この浜はかなりの遠浅でシュノーケルとか出来そうにないってのが小説とちょっと違うけれど、たぶんここだわ！と決め付け、浜を見渡してしみじみ感動する。
この小説は本当に素晴らしい。
都会で負けた男が西表島でホームレス生活をする、それだけの話なんだけど、とにかく沖縄や南の島が好きな人間にはあこがれる要素がたんまり詰まっております。めちゃ癒される。あとこれは椎名さんの小説全般的に言えることだけど、とにかく読んでいるとビールが飲みたくなる。オススメ。


さて、心行くまで浜を眺めたらドライブ開始♪
北上するよー！

港から小さな集落を抜けたら、あとは延々と続く西表島的風景。



マングローブの川に、ジャングルに、険しい山々。
カヌーでトレッキングしたかったけれど、今回は時間がなく断念。




その他、いたるところに「ネコ注意」の看板が。

西表島に行ったからにはぜひともネコちゃんに会いたかったんだけど、レンタカー屋のオジサンに聞いたところ、すこし前まで1匹だけ野生生物保護センターで保護されてたネコちゃんは、もう死んじゃったんだって(´；ω；｀)かわいそうに。。。
車で走りながら脇のジャングル内を目をギラギラさせて探しましたが結局会えなかった。

けど、大原郵便局の前に！
シーサーのかわりにネコちゃんが♪



いさましい（｀・ω・´）猫っていうかジャガー的な。
うちの紅子なんて一瞬で丸呑みされちゃいそうだな。
次回はぜひとも本物にお会いしたいところ。
山の神様、ヤマネコの神様、どうかよろしくお願いいたします！




西表島の旅は続く。

★2012年　南風見田の浜に再訪→「ぱいかじの浜　★2012　西表島★」



◆今日も泡盛！　関連記事◆ http://mokurenh.ti-da.net/

・ 波照間島紀行1　ニシ浜！ 2011/5/5
・ 波照間島紀行2　ぶらり島散歩 2011/5/5
・ 波照間島紀行3　泡波♪（そして宿のわるぐち！） 2011/5/6
・ 西表島紀行1　八重山で船に乗ると寝てしまう件について 2011/5/8
・ 西表島紀行2　星砂の浜＆KITCHEN inaba 2011/5/8
・ 由布島の切ない男、ミライ君 2011/5/1
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・ 黒島紀行2　「味処はとみ」と展望台 2011/5/20
・ 黒島紀行3　素晴らしき仲本海岸 2011/5/21



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